ポッター教育研究所

教育・子育て・人間の能力に興味があります。twitterよりもdeepな内容をdeepな仲間とシェアするためのブログ。

学級経営の3本の柱

前回の記事で、 「自分が、学級経営において心の底から本気で大事にしていることは何か」 ということを改めて分析した。 「対人の逞しさを育てること」 「楽しい時間を作ること」 「個性を伸ばすこと」 この3つが、僕が心の底から本気で大事にしている3本の…

学級経営経営において心の底から本気で大事にしていること

自分が学級経営において心の底から本気で大事にしていることは何か。 普通に大事にしていることというのはいくつもあるけど、しないといけないなと思ってやっていることや人からしないといけないと言われてやっていることと、自分が心の底から本気で大事にし…

専科として働くメリット

僕は昨年度と今年度、外国語専科をさせてもらっている。 自ら希望してさせてもらっているわけだが、想定していた以上に、メリットが結構あった印象である。 そして、自分の中で色んな流れがあって専科を希望したが、数年前までは専科として働きたいなどとは…

楽しいことを仕事にしないといけない

僕は、子育て重視の家庭で育った。 今考えると、子どもである僕自身がそう思えるというのはありがたいことだなと思うが、今回はそれはさておき。 そんなわけで、僕も自然な感覚として、プライベートが何より大切で、仕事はプライベートを支えるためにするサ…

中堅の入り口に立っての悩み

ここ最近、今までぶつかることのなかった悩みに直面している。 同僚への関わり方についてである。 僕は元来、他人のことには介入したくないタイプの人間である。 仕事でもそのスタンスは同じで、とにかく自分がレベルアップすることに集中して進んできた。 …

親としての子どもの勉強のサポートのポイント

僕の兄弟は全員、幼稚園から大学まで国公立。 そして僕以外の2人は高学歴。笑 親は教育熱心ではあるけど、学歴に拘ってはいなかった。 実際、全員中学受験もしていないし、中3の夏までは塾にも行ったことがなかった。 でも結果的に、全員自分の希望する大学…

仕事人生における目標・ビジョンを定めた理由

前回の記事で、今のところの僕の仕事人生における目標・ビジョンを考えたということを紹介した。 今回は、なぜ最近それを考えないといけないと感じたかというところである。 まずは、残り時間が見えてきたことである。 まだ若干9年目にして早いわと感じられ…

僕の仕事人生における目標・ビジョン

教師になってからここまで、毎年目の前の課題にがむしゃらにぶつかってきた。 とにもかくにも、小学校教師としての最低限のスキルを万遍なく身につけることに必死という感じであった。 色々感じながら進みつつも、これという具体的な目標やビジョンは定めて…

公立教育の持ち味

前回の記事で、 「公立教育の価値を高める」 ということが僕のライフワークの一つになったということを書いた。 では今の時点で、僕は公立教育のことをどう捉えているか。 民間に比べてお金がかからないが、その分質は落ちてしかるべきものと思っているかと…

公立教育の価値を高める

僕の人生、このまま教師という仕事を続けていいものか。 教師になって数年働いた頃に考えたことである。 何となく良いとは思っていたものの、はっきりとした目的をもって教師になったわけではなく、さらにあの劣悪な環境・待遇が待っていたわけなので、どこ…

男性教員である僕が育休を取った理由

前回の投稿で書いたように、7月に第二子が生まれ、僕は1ヶ月半仕事を休んだ。 これまでの教員生活の中で、職場でそういう動きをしている先輩に出会ってきたのかというと、実際には1人も見たことがなかった。 今回はせっかくなので、そんな中でどうして育休を…

男性教員が育休を取るための流れ

この度7月に第二子が生まれ、約1ヶ月半、仕事の休みを取らせていただいた。 新生児もじっくりと見れたし、家事を全てやりながら2歳の長男の相手をするということも普段はできないことで、面白忙しい貴重な経験をさせていただいた。 今、日本社会全体で男性が…

洋画を教材化する方法

小学校での英語学習に必然性をもたせるのはかなり厳しい。 これについては考えに考えたのだが、残念ながら今のところ 「小学生が小学校で学んだ英語を、小学生の時点で世の中で体感できる瞬間はほぼ無い」 という結論に至っている。 これは残念なことなのだ…

外国語専科として見えた光

前回の記事では、外国語専科として1学期間働いて、悩んだことをまとめた。 悩むことが多い1学期であったが、今後に向けて希望が持てるなと感じたこと・分かったこともいくつかあった。 今回はそちらを紹介しようと思う。 ①子ども達は案外友達との英語でのコ…

外国語専科の苦悩

今年度から外国語専科となった。 僕史上はじめての専科である。 僕は英語とはくされ縁で、特別好きというところからスタートしたわけではないのだが、なぜか高校大学と専門に勉強してきて、教師になってからもなんだかんだ機会を与えられて勉強を続けてきた…

ついていくべき先輩の見抜き方

教師として働いて感じたのが、 「どの先輩についていくかはすごく大事」 ということである。 学年に複数のクラスがある場合、同じ学年の教師で協力して仕事をすることが基本となる。 何も考えなければ、ほとんどの時間をその人達と関わりながら過ごすことに…

教師になって悩んだこと40発

今年度が終わろうとしている。 今年度は異動初年度だったので、勤務地が変わった中での1年を終えて、自分の中で色々なことがまとまった感がある。 ここで1回、これまでの7年間の教師生活で自分はどんなことで悩んできたのかを振り返ってみようと思ったのであ…

東大主席の弟と対談してみた②

東京大学の、ある学科を主席で卒業した弟に、東大についてあれこれ聞いてみたことの紹介の後編である。 東大の先生 講義は普通。 やはり影響力がすごい。先生の研究データが法律を作るときの元になったり、錚々たる会社からの相談に乗ったりすることも日常茶…

東大主席の弟と対談してみた①

僕の弟は、東京大学の、ある学科を主席で卒業した。 そしてこの春には大学院を卒業するのだが、せっかくなので東大とはどういう場所だったのかを改めて聞いてみた。 僕自身、教育者として「勉強」の最高峰というのはどういう場所なのか知っておきたいという…

ベストな教育・ベターな教育

僕はこれまで教育に関心がある者として、「ベスト」な教育とはどういうものなのかをずっと考えてきた。 そして2年前に子どもができ、妻と共に、満を辞して考えてきたことを実践しているところである。 実際に子育てがスタートするまでは、教育に関する様々な…

倫理的な企業(スポーツブランド編)

今回も、 「Good On You」 というサイトに載っているファッションブランドのエシカル(倫理)度の評価を紹介する。 今回は、スポーツブランド編。 「Good On You」は、ファッションブランドのエシカル度を検索できるオーストラリアのサイトである。 「Good O…

倫理的な企業(アウトドアブランド編)

今回は、前回の記事で紹介した 「Good On You」 というサイトに載っているアウトドアブランドのエシカル(倫理)度の評価を紹介する。 「Good On You」は、ファッションブランドのエシカル度を検索できるオーストラリアのサイトである。 「Good On You」では…

人や環境に優しい企業

今僕は小学校3年生の総合の授業で「国際」をテーマにしている。 単元の後半ではSDGsにも触れようと思っている。 そしてその授業のための準備をする中で、同僚と「チョコレートを知らないガーナの少年」という動画を見た。 僕達が食べているチョコレートは、…

コミュニケーションが苦手な子どもに「特につけてあげるべき」コミュニケーション能力

人にはみな得意不得意があり、苦手なこともあって当然である。 しかし、その苦手なことが、その人の人生を脅かすほどのことにならないように教育してやるのが、親や教師の役割である。 苦手なことといっても様々だが、僕が人生を快適に送るために、特に重要…

「席替え」のポイント

僕は教室の子ども達の席を僕が決めることにしている。 月1で席替えである。 席替えの仕方についても色々なやり方を聞いてきたし、それぞれにメリットデメリットがあるのだと思う。 僕が席を教師が決めた方が良いと思っている1番の理由は、やはり場所的な環境…

日本は「優等生」へのケアが足りていない

僕は、以前の記事で「全員を特別扱い」することにこだわりをもっているということを書いた。 この全員の中には、もちろん「優等生」と言われるような子ども達も含まれている。 僕は、日本の学校は、いや日本の社会全体は、「優等生」へのケアが足りていない…

「学級じまい」で失敗しそうになった話

3学期がスタートした。 教師として、子ども達の次の学年のことを考え始める時期に入っていくと思う。 「学級じまい」 とか 「自分の色を抜く」 等という言葉も見え始める。 実は、僕はこの時期に間違ったエンジンのかけ方をして失敗しそうになったことがある…

「死人目標」と「行動目標」

今回は、子ども達に目標を持たせる時に、教師(親)が意識すべきことを紹介する。 目標を、大きく二つに分ける。 「死人目標」と「行動目標」である。 「死人目標」というのは、死人でも達成できる目標のことを指す。 例えば、しゃべらないとか、人を叩かな…

「楽しい」という感情の価値

僕は、子どもの「楽しい」という感情にかなりの価値を置いている。 そして、自分のそこへのこだわりは、他の教職員や親と関わる中で、どんどん浮き彫りになっていった。 世間とのギャップを感じるほどである。 今回は、どうして僕が「楽しい」という感情にそ…

理想の学級担任像

学級担任をしていると、進むべき道を迷う時がある。 目の前の子ども達に対して、今どういうスタンスで関わるのが良いのだろうか。 はたまた、もっとロングスパンの問題で、これから自分はどんなスタイルの学級担任になっていけば良いのだろうか。 そんな時に…