人や環境に優しい企業
今僕は小学校3年生の総合の授業で「国際」をテーマにしている。
単元の後半ではSDGsにも触れようと思っている。
そしてその授業のための準備をする中で、同僚と「チョコレートを知らないガーナの少年」という動画を見た。
僕達が食べているチョコレートは、ガーナの少年達が劣悪な労働環境で働いてできたカカオ豆からできているという内容だ。
動画を見終わった後に、一人の同僚が
「じゃあ私達はチョコレートを買わない方がいいん?それとも買った方がいいん?」
と言い、みんなであれこれ話し合った。
僕達がチョコレートを買うからあの子達がカカオ農場で働かされている。
しかし僕達がチョコレートを買わなければあの子達の仕事が無くなってしまう。
答えは明白である。
僕達が
「労働者を大切にする企業から買う」
ことである。
僕自身、これまでもフェアトレードという言葉は知っていたし頭では理解していたが、やはり安さや身近さを最優先して買い物をしてきた。
今も生活に余裕があるわけではないので、全ての買い物でそういった企業の商品を買うことにこだわるのは難しい。
しかし、知っておくことや、できる時にはそういう意識で買い物をするのは大切なのではないかとはじめて心から思った。
そこで、ネットであれこれ調べてみた。
その中で「エシカル(倫理的な)」という言葉も知った。
海外の大規模なデータはいくつか見つかった。
「世界で最も倫理的な企業」を発表する団体のデータや、企業のエシカル指数を調べられるサイトなどである。
しかし、日本国内の人や環境に優しい企業がぱっと分かる、まともなデータがなかなか見つからないのである。
改めて、僕を含め、日本人の意識の低さを思い知った。
これから少しずつこういう価値観が広まっていけばいいと思う。
今回は、調べている中で見つかったオーストラリアのサイトを紹介する。
アパレル企業のエシカル指数を調べられる「Good On You」というサイトである。
それぞれの企業を
・地球(環境)
・人間(労働者)
・動物
に対してどれだけ優しいかを5点満点で評価し、その得点をもとに
・Great
・Good
・It's a start
・Not Good Enough
・We avoid
の5段階で総合評価している。
オーストラリアのサイトなので、基本は英語圏の企業に限られしまうのだが、僕達に関わりのある企業も多い。
けっこう驚きのデータも多く面白かった。
ただ、サイト内が英語なのである。
僕は久しぶりに単語を調べながら英文を読んで楽しかったが、それだけで見る気を失ってしまう人もいると思う。
そんな方は、次回、僕達に馴染みのある企業についての情報を翻訳してまとめていこうと思うので、よければそちらを見ていただきたい。
英語余裕な方は、ぜひ一度サイトをのぞいてみてほしい。