ポッター教育研究所

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学級経営の3本の柱

前回の記事で、

「自分が、学級経営において心の底から本気で大事にしていることは何か」

ということを改めて分析した。

 

「対人の逞しさを育てること」

「楽しい時間を作ること」

「個性を伸ばすこと」

 

この3つが、僕が心の底から本気で大事にしている3本の柱として浮き上がった。

 

今回は、さらにその3本の柱の相互関係についての分析である。

 

それぞれ独立しているのか。

はたまた何らかの関連があるのか。

 

 

 

学級経営に絞ると少し思考が煮詰まったので、一回視点を変えて子育てで考えてみる。

 

僕が何より大事にしている子育てで、この3本の柱は立っているか。

 

答えは「もちろんYes」。

 

子育てで目指しているのは、

「我が子が幸せになること」。

これは迷いなく瞬殺で決定である。

 

そして、そのために大事にしていることはたくさんあるが、上記の3本の柱も当然入ってくる。

 

ただ、我が子となると、大事にしていることはもっと増える。

 

その中に、その3本の柱も含まれるという位置付けである。

 

 

じゃあなぜ学級経営ではこの3本に絞られたのか。

 

 

それは、親としてできることと教師として他人の子にできることには違いがあるからである。

 

基本的には、親として我が子にできること・しなければならないことの方が当然多い。

 

ただ、集団の中で子どもを育てるという点では、教師としてだからこそできることもある。

 

それらの、教師という立場でできることという条件の中でこの3本に絞られたという感じである。

 

 

 

となると、その上位目標は、

「その子ども達が幸せになること」

なのか。

 

考えてみると、それは成立するなと思う。

 

教師として関わる子ども達も、みんな幸せになってほしいと思っている。

 

ただ、他人の子なので、できることに限界があることに加え、考え方や思想的な部分について押し付けになるようなことがあってはならないという心のブレーキも作動している。

 

 

 

ということは、

「その子ども達が幸せになること」

というのが実は僕にとって、根本的かつ最大の目標であり、3本の柱はその下に位置付けられているということである。

 

そういう意味では関連はある。

 

 

しかし、それらは教師という立場によってたまたま絞られた3本である。

 

考えてみても、その3本同士の特別な繋がりはない。

 

何というか、心情的・哲学的に確立した確固たる柱というよりは、教師という立場によって確立した、ある意味冷静というか、理性的な柱だなと思う。

 

でも、だからこそそこには、プロフェッショナルとしての意識や拘りがあるという面もある。

 

 

 

そんな感じである。

 

明日の実践に即生きるというわけではないけど、自分で言語化して理解できていれば何かと役立ちそうな思考であった。

 

僕の場合、教師という立場による、

「だからこそできること」とか「だからこそしないべきなこと」

という部分に結構プロ意識とか拘りがあるということが明らかになった。

 

するべきことをしない教師にも、逆に何でもかんでもやりすぎる教師に対しても不快感を感じるのはそのためだなと思う。

 

 

皆さんも時間がある時にぜひ!