東大主席の弟と対談してみた②
東京大学の、ある学科を主席で卒業した弟に、東大についてあれこれ聞いてみたことの紹介の後編である。
東大の先生
講義は普通。
やはり影響力がすごい。先生の研究データが法律を作るときの元になったり、錚々たる会社からの相談に乗ったりすることも日常茶飯事。先生の元にはその分野の最先端の情報が集まってくる。その姿を間近で見れるというのは特別な経験。嫌でも日本全体のことを考えるマインドになる。
官公庁の事情等もよく分かるので、他の一般人のように気軽に官僚・政治家批判をする気にもならなくなるらしい。笑
ということなので、自分はすごくないのに、先生の紹介ということになると価値がグッと上がる。ありがたくもあり、下手なことはできないという緊張感もあったそう。
東大の就職
やはりかなりのアドバンテージを感じたそう。志望動機がめちゃくちゃな友達もなんやかんやで一流企業に入ったり、、。もちろん東大生でも就活に苦労する人はいるが、それは他の大学でも同じことで、その割合は他の大学に比べて少ないとは感じたそう。やはりまだまだ学歴社会。
東大の良いところ
まずは人の環境。先生も友達も色んな意味でレベルの高い人達に囲まれる。その人達の考えを聞き、自分の考えを聞いてもらえる。やはり貴重な経験になったそう。
それから研究費も他の大学に比べてものすごい額が下りてくる。弟自身、たかが一学生の修士論文を書くために、全国の施設にアンケートを送らせてもらえたと。
意識の面では、上でも書いたように日本全体のことを考えるマインドになる。それもたかだか一学生の修士論文でも、先生から「あなたの考察がその分野での今の所の日本の最先端の考察になります。」と言われたと。そういう誇りやプレッシャーを感じる機会が多い場所である。
東大の良くないところ
大学・大学院と過ごしてきて、東大だからという理由で嫌な思いをしたことは特にないと。行って損なし。
ただ、やはり勉強が「好き」な人が集まってくる場所なので、入るために嫌な勉強を無理矢理に苦しんでまでしてというのはどうなのかなとは感じるそう。
まとめ
どうだっただろうか。
やはり環境というのはかけがえのないものだと改めて感じた。
僕は今から東大に入ることはできないし、入りたいとも思わない(断じて負け惜しみではない笑)。
でも、自分の興味のある教育の分野では、やはり意識してレベルの高い人や物に触れ続けることが必要だなと感じた。
子ども達にも、今回知れたようなことを折りに触れてちょこちょこ伝えていけたらなと思う。
弟、ありがとう!