ポッター教育研究所

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はじめての言葉

皆さんは、自分が最初に話した言葉を知っているだろうか。

 

僕は知らない。(また親に聞いとこ。)

 

妻はアンパンマンバイキンマンかで家庭内で意見が分かれ、今なお争いが絶えない。

 

ていうかどちらにしても最初にしては長ない?というのが僕のツッコミであるが、それは今は置いといて。

 

僕は職業柄もあって、言語習得には興味があり、息子がどのように日本語を習得していくかを見れるのはすごく楽しみにしていた。

 

その息子が先日1歳を迎えた。まだ喋れないが、「その時」はもうすぐだろうと期待は高まった。

 

 

我が家では一つルールを設けていて、赤ちゃん単語を使わないことにしている。

つまり、車は車、犬は犬、ご飯はご飯なのである。

絶対にこうではないといけないという強い理由があるわけではないのだが、何となくである。

 

ただ、こうしていることによって一つ気になっていたことがある。

 

赤ちゃんの初期の言葉って、

ブーブー とか ワンワン とか マンマ

とかをよく聞く。

 

親からこれらの言葉のインプットを撤退的に封じられた子どもは何を話すのか。

親が話している言葉の中から言いやすそうなものがチョイスされるのか。

はたまた家以外で聞いた言いやすい赤ちゃん単語が出るのか。

 

ということである。

 

 

そして昨日「その時」は、やってきた。

 

絵本を自分でめくって読んでいた時のことである。(ちなみに息子は絵本が大好きで、最近「読んで」と絵本を持ってくる技を身につけたのだが、これは鬼かわ。)

 

小さな声で、

 

 

「よっしょ」

 

 

「よっと」

 

 

と呟いていたのだ。

 

 

 

僕は喃語の一部だろうと思っていたのだが、妻が

「あかんねん、私がどんな作業する時もよいしょっていうから、多分それ真似してるんやと思う。はじめての言葉が、、。」

 

 

 

ということで、我が息子のはじめての言葉は「よいしょ」ということでほぼ決定である。

 

一応偶然なのか、意味があるのか、もうしばらく観察するが、妻が言うからそうなのだろう。

 

ということは、今回の実験から言えることは、やはり親の言葉から赤ちゃんは多くを学ぶということである。

そしてこれは、きっとこれからもずっと続くことなのだろう。

 

人としてだけでなく、親としても言葉には慎重にならないといけないなと改めて感じた次第である。

 

ちなみに妻は言葉のチョイスがかわいくないことに少し落ち込んでいたが、僕は全く悲しくない。なんせ、赤ちゃんのよいしょはかなりかわいい。

 

これからも言葉がどう進化していくのかが楽しみである。