暖冬の悲劇
僕の地元の中学校では、冬になると1年生がスキー実習に行く。
今年もある中学校のスキー実習の写真を見る機会があった。
しかし、、
雪が無い。
惜しいとかではない。
無い。
全く無い。
雪が無さすぎて、スキー実習が山登りになってしまったようである。
これは僕のような人間からしたら悲劇である。
めちゃくちゃ上手というわけではないが、家族で年に一回行くくらいは経験していて、雪国でない学校のスキー実習では「上級コース」なるものに入ることができるくらいには滑れるレベルの人間だ。
こういう者にとって、スキー実習は「嫌な感じなく、ごく自然に」イキることができる最高の舞台なのだ。
僕の場合は高校の修学旅行もスキーだったので、あのおいしさを2回も味わうことができた。
僕の弟は、修学旅行がスキーということも視野に入れて僕の高校に進学したくらいだ。(弟の時にはシンガポールに変わっていた。笑)
あのおいしさを味わうことができない、、
それはもう、、悲劇である。
ドンマイという言葉では表しきれない。
暖冬で苦心している大根農家の方をテレビで見た。
スキーがちょっとうまいのにスキー実習が山登りになってしまった中学生も放送してあげてほしい。
ぜひ彼らが、高校の修学旅行では白銀の世界で意気揚々とイキることができるのを願うばかりである。